レモンイエローの窓

毎日を楽しく暮らしたい!コロナ禍でノージョブになったITエンジニアが転職先を探しながら、暮らし・家庭菜園(畑とプランター)を中心に多趣味をエンジョイするブログです

相続登記を自力でやってみる

先に言っておくと、相続人は私ではなくて義父です。

被相続人の戸籍を取り寄せて確認したところ法定相続人が義父一人だったので、

司法書士さんに依頼するとお金かかっちゃうし、相続人が一人なら個人でもできるんじゃ・・・?」ということで、人生経験も兼ねてフォローすることにしました。

実際に書いたり動いているのは義父です。念のため。

 

被相続人の資産は住んでた家と土地だけだと思ってたんですが、家の前の道路(公衆用道路)と墓地もありました。

ネットで調べてもなかなか情報が拾えなかったので、今後のためにまとめておきます。

※あくまで、「今回の場合は」、ということを明記しておきます。

 

【法定相続人と資産の調査】

被相続人の出生から死亡までのすべての戸籍を集める

本籍がずっと同じ市内だったおかげで、スムーズに取り寄せることができました。

縦書きの戸籍謄本とか初めて見たよママン・・・

達筆で読めないorz

 

被相続人の資産を調べる

権利書があったようなので、これもスムーズに把握できました。

なかったら名寄帳とやらを調べる必要があるみたいなので、よかった。

 

③登記簿を取って、内容を確認する

たまたま、私が登記情報提供サービスに登録していたのでちょっと役に立ちました。

誰かと共有になってたり、抵当権ついてたりしないか?等・・・

家、土地、公衆用道路は分かりやすい状態で問題なし。

墓地が、持ち分2分の1でした。

 

④固定資産評価証明書を取る

公衆用道路と墓地の評価額は0円と記載されているけれど、評価額の㎡単価を教えてくれました。

・家と土地の登録免許税は、固定資産評価証明書に記載されている評価額の0.4%。

・公衆用道路の登録免許税は、㎡単価の30%で評価額単価を計算し、それに広さをかけて評価額を算出。それの0.4%になる。計算の結果、1000円未満の場合は一律1000円。

・墓地は、登記上墓地で実際にも墓地だったので、登録免許税は登録免許税法第5条10号により非課税。

ここで出た疑問は、合算して1枚の申請書でいいのか?分けたほうがいい??

墓地の評価額は記載するのか?なんか評価額教えてくれたし・・・ということ。

 

【登記申請書の書き方が分からない】

法務局のホームページで相続用の登記申請書をダウンロードしたけど、フォーマットが今回の実状にあいませんでした。

家と土地の欄しかない・・・

とりあえず書いて法務局に持っていき、職員の方にも確認したことは以下。

(コロナ禍で要予約でした)

・申請書は1枚でいい。合算して書いたほうが今回の場合は数百円安いため。公衆用道路のルールと端数が理由。

・墓地の評価額は書かなくていい。

・法定相続人が一人で遺言も特にないので、相続関係説明図は必要なし。

添付する書類を以て相続関係説明図の代わりになるみたい。

 

【実際に申請書を書く】

自分がやるときは絶対PCで書く。字下手だし、時間かかるし・・・。

①墓地が共有持分となっていたため、相続用の登記申請書の「登記の目的」の

所有権移転 の横に「および持分移転」とボールペンで追記!

②「課税価格」を計算して書く。

家と土地の評価額を、評価証明書通り素直に合計する。

公衆用道路の評価額を、㎡単価×30%×広さで計算する。

家と土地の評価額の合計に、公衆用道路の評価額を足して、下3桁切り捨てをする。

③「登録免許税」を計算して書く。

課税価格×0.4%して、下2桁切り捨てをする。

その横に、「墓地については登録免許税法第5条10号により納付しない」と書いた。

④「不動産の表示」を書く。

登記簿に記載の「不動産番号」を書くことで詳細まで書かなくてすむ。

欄は2つ(家と土地用)しかなかったので、その下にボールペンで追記。

その横に、カッコ書きで(公衆用道路)とか(墓地)とか書いた。

⑤相続人の名前と住所と電話番号を書く。

法務局なので、地番まで丁寧に書く。番地とか号とか。ハイフンはダメ。

⑥あとは被相続人の名前とか原因とか、日付とか法務局の名前とかそういうのを書く。

ハンコも押す。

 

【必要書類の添付】

登記申請書を表紙にして、

収入印紙貼る紙(法務局でもらった)

被相続人の戸籍一式

被相続人の住民票の除籍(行政により町名が変わったり、住居表示用の地番がふられたりで必要だったらしい。今回いろいろ調べてて面白かったがネックだったのがこれ。当初住居表示の地番で登記簿出てこなくて焦った。こっちがお願いして変えたわけじゃないのにね・・・)

・相続人の戸籍謄本と、住民票(戸籍謄本だけじゃダメらしい・・・)

・固定資産評価証明書

これらをホッチキス止めして、申請書の後ろに同じハンコで割り印も押す。

法務局で登録免許税分の収入印紙を買って貼って提出!

何かあれば電話がかかってきて、何もなければ来週には権利書がもらえるようです。

このまま問題なく手続きが済みますように・・・

 

調べる途中混乱もしたけど、結果的には楽なほうだったんだろうなあ。

相続が争続になったり争族なったりするわけじゃん?

登記簿上の所有者があの世に逝ってたりするわけじゃん??

身近なところで相続トラブルを小耳にはさんだりするわけじゃん???

 

登記移転が完了して、その後どうするか?は義父次第なので、相談を受けるまではそっとしておく。

かなりの古屋だし、遺品整理とかどうするんだろう?

物が多くて、自分たちで片づけるにしても重労働だし、遺品整理サービスに依頼するのもお金がかかってしまうし(当然の価格設定だと思う。だってすごく大変そうだもの!)。

 

形見分け?って言うのかな??で、故人の鉢植えの中からアロエをいただいてきました。

鉢植えというか、すでに鉢から引き抜かれてた状態だったんだけど、雑に置かれた土だけのプランターの上でたくましく根を伸ばしていたので、見込みあり!

週末にでも軽い鉢に植え付けようと思います。

こっち寒い地域だけど適応してくれるだろうか。