稲刈りと栗拾い
気温が高くてなかなかしんどかったけど、無事稲刈りが終わった!
稲刈り機がまとめてくれた束を干す。
束を2つに分けて、きゅっとねじってから干すのだけど、後半は握力が限界を迎えてつかめなくなってくる・・・
乾燥機を借りることもできるみたいだけど、今のところはこのやり方らしい。
見上げた青空が美しい!
まだ夏みたいな顔をしている空。
彼岸花だけが、秋だよ!って言っているみたいだ。
稲の葉っぱは日差しを受けて、明るい黄緑色に輝く。風が吹くと、その通り道が見える。
ザ・のどかな田舎のこの風景が好きだ。
だけど、周りの田んぼはひとつ、またひとつと耕作放棄されていく。
高齢で限界、というのが現実。
農道を通りがかる顔見知りに声をかけられるたび、実感する。ここではたぶん、私たちのような人はこどもみたいなもので、50代でも若者なんだと。
地方の少子高齢化・・・農業従事者の減少・・・
何かのコラムを読んだとき、「農業は資本主義に合わない」と言っていてしっくりきたことを思い出した。
我が家の家計という超ミクロな視点で言えば、ノージョブの今はなおさら、モノは安いほうが助かる。だけど、農業と資本主義を考えたとき、スーパーに並ぶ野菜はあまりにも安すぎる。台風の影響で値上がりした野菜たちにびっくりしつつも、これくらいが適正価格なのかもしれない・・・と思う。とても辛いジレンマだ。
他国は割と農業政策に力を入れているよね。今の日本はどうだろう?食料自給率も低い・・・
あんまり難しいことは分からないけど、食料って生きるために必要なものだから、国としてなんとかうまく運営できないかなあ、と思う。だけど、私ひとりが要求して通るものでもないし・・・
やっぱり、半農半Xを目指したい。私にとってのXはITかなあ。対人は苦手だけど、器用貧乏な傾向があるので、チャンスがあるならITでなくてもいい。Xも、ひとつじゃなくて二つ、三つとあるほうがリスクヘッジにもなるのかしら・・・半農半Xs?
こんなことを考えていると、私は雇われよりも個人事業主向きなのかもしれないけど、そんなスキルもツテもコネもないのだ・・・
この先どうなるんだろう?
稲刈りを終えて帰りの準備をしていたら、「栗拾いに行くよね?」と言われたので即答で「行く!!」と答えた。
本当になんでもあるなこの家は・・・(感激)
そういえば去年も栗をいただいたことを思い出して、栗の木のある山へ行く。
頭の中はもちろん(♪大きな栗の木の下で)である。
想像以上に大きくて立派な栗の木だった!
スマホを置いてきちゃったから写真が撮れなかった・・・
スーパーで一袋360円くらいで売っていたことを思い出して、(たくさん拾って農協に売ってもらおう!)と思い気合を入れてたくさん拾った。
んだけど・・・
「こんなの売れないよ!」って全然取り合ってくれないorz
「まだ拾うの・・・?(引き気味)」って言われて、「農協でも道の駅でもいいから売ってください!」ってお願いしてもダメ。
今年はまだ、栗の売値??の連絡が来てないらしい。
ぜっっっっったい売れるよこれ!!!ほしい人はいっぱいいるよ!!!
それにしたってさあ・・・売ってもらうつもりで拾っちゃったからあまりにも大量なのだ。
こんな赤ネットがごそっとあるあたり、やっぱり農家さんだなあと思う。
大きな秤でガサガサと袋詰めをして、親戚メンバーで山分けしてもまだあるんだなこれが。
とりあえず、こちらの畑の持ち主のご婦人と、大家さんに持って行こう。
今週は栗ごはんかな?